いまそこにある未来(2)
『CDコンパニオン』は一人でやれるという私たちの切望にかないはじめて期待できるパフォーマンスを生み出した。アラン・ケイをして「初めて論評するに足るマルチメディア作品」といわしめたものだった。...
View Articleいまそこにある未来(3)
「ありもの」の輝き そっくり同じ手法を使って、日本でも『The Complete OZU』とか『書を捨てよ、町へ出よう』という電子的な出版が行われた。 『The Complete OZU』とは映画監督小津安二郎のすべてということなのだが、出版元が東芝EMIという会社で、ビートルズのレコード発売元であったことから、『The Complete Beatles』をもじってこんな英語の題名になってしまった。...
View ArticleBookServer訪問記
ボブ・スタインから連絡が入り、急遽 “BookServer” プロジェクトの中心メンバー、ピーター・ブラントリー(Peter Brantley)と面談する機会ができた。さっそく渡米し、サンフランシスコの金門橋の近く、最近ニューチャイナタウンと呼ばれるようになった一角にある、インターネット・アーカイブを訪ねた。 インターネット・アーカイブのロゴは神殿をイメージ。...
View Articleみんなの電子出版であるために
幾多の人たちが電子的な出版の普及に取り組んできた。しかし、その普及は決して容易なものではなかった。ある意味で積み上げては一切をもともなく崩しさる徒労の繰り返しだった。...
View Article電子出版はみんなのものだ、そう誰かが叫ぶべき
電子出版の可能性が市場面から注目を集めている。経済的な成長性だ。しかし、一方で、コンテンツ創出という産業の主役が誰になっていくのかを考えねばならない。電子出版はある意味、産業構造の転換をもたらす大きなうねりを胚胎している。...
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